孔雀と竜(赤)(内装用ファブリック)
Textile "Peacock and Dragon-red"
- デザイン:ウィリアム・モリス
- 1878年
- ジャガード手織り、ウール
- 製作社:モリス商会
このデザインの生地は、モリスがケルムスコット・ハウスの客間で使用したものです。
幅いっぱいに連続する対の孔雀と竜が上下に交互に繰り返されていて、109x90cmのリピートを最も見映えよくするには大きな織物が必要とされました。交織綾織りのこの作品はモリスが考えていた中世の掛け布の理想に最も近いもので、鳥の織り物のパターンは中国やイタリアの古典的な源泉に由来しています。
画像クレジット
- Kelmscott House ... photo (2016) ©Mineko Orisaku, ©Brain Trust Inc.
- ウィリアム・モリス 内装用ファブリック《孔雀と竜(赤)》1878年 ... photo ©Brain Trust Inc.
参考文献
- Zaczek, lain, "William Morris", Parragon, 2002
- ブレーントラスト/求龍堂編、藤田治彦監修『ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡』求龍堂、2017年
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