クレイ(テキスタイル)
Textile "Cray"
- デザイン:ウィリアム・モリス
- 1884年
- 木版、色刷り、インディゴ抜染、木綿
- 製作社:モリス商会
比較的大きく複雑なデザインが特徴的な本作は、34枚もの版木を用いて製作されており、モリス商会による木綿プリントの中では最も高価だったとされています。
「クレイ」とは、かつてモリス一家が暮らしていた「レッド・ハウス」の周辺を流れる川の名前であり、モリスは1883年以来、《イーヴンロード》や《ロウデン》、《メドウェイ》といった一連のパターンにテムズ川支流の名前をつけています。
画像クレジット
- The Red House ... photo (2011) ©Mineko Orisaku, ©Brain Trust Inc. Thanks to the National Trust Red House, Bexley, London.
- ウィリアム・モリス 内装用ファブリック《クレイ》1884年 ... photo ©Brain Trust Inc.
参考文献
- Parry, Linda (ed.), "William Morris", Exh. Cat. London : Victoria and Albert Museum, 1996.
- ブレーントラスト/求龍堂編、藤田治彦監修『ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡』求龍堂、2017年。
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